忍者ブログ

イーネオヤを編む

トルコの伝統手芸イーネオヤを編んでいます

ヒートペンで糸端処理

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

ヒートペンで糸端処理

ライターによる糸端処理がうまくできていなかったので、ずっとほつれ止め液を使用していました。

そんな中、プラモデルをやっている人生の先輩から、ヒートペンのことを聞きました。

私のやっているオヤは、ライターの火で糸端処理をするのだと話したところ、ナイロンやポリエステルに対して、ライターは火力が強すぎるのでは?と問われました。

ライターは火の温度が800~1000度なので、焦げたり、溶けすぎたり、燃えてしまう可能性もあり、(私のような不器用は特に)危ないよと言われました。

そこで紹介されたのが、ファンテックのカービングヒートペンCH-1 でした。

このヒートペンの温度は280度。ナイロンやポリエステルの融点は225度。(ポリエステルは225度~276度とのこと)
なので、溶かすための融点はクリアしています。

そこで、過去作品から、ほつれ止め液処理をしていない作品をチョイス。



これが、今回購入したヒートペン。



ヒートペンのボタンを押すと、瞬時に先が発熱して、赤くなります。



ヒートペンの先は、280度になっているので、触らないようにしてくださいね。
そして、ちょんと糸端を突くと…。



このように、先が丸まって、ライター処理したような糸端に。
すごく簡単です。(煙が出るので、少し気をつけてください)
この作品はチズメリのポリエステル糸です。



こんなにほつれている糸端も…。



このように、ちょいっと糸端処理。
この作品は、カナガワのナイロン糸です。



こんな風に、糸端にちょいとヒートペンの先をつけて、ちょちょっと溶かしながら丸めていくだけです。



ちょっと見にくいですが、黄色など淡色の糸端も、焦げずに綺麗。

中々、異なる趣味の人同士でお話することはあまり無いと思うのですが、たまにはそういう話をしてみると、思わぬ収穫があるものだなぁと思いました。

このヒートペンは、プラモデルに使用していると乾電池(単三電池)の消耗が激しいそうですが、恐らく糸端処理をしているだけでは、そんなに消耗しないのではないか?との、人生の先輩のお話でした。

※追記※
電池交換の目安は、ヒートペンの先が赤くならなくなったら交換時期です。
それでも使用していると、ペン先にポリエステルやナイロンが付着し、黒くなってしまいます。また、きちんと熱処理できないので、糸を引いたり端がギザギザになったりします。
 
かなり重宝しそうです。

ほつれ止め液は、使い道があると思うので、このままキープしておきます。

トルコでの、ナイロンやポリエステルの、ライターでの糸端処理は、身近な小型火力がライターだったのではないかと思われます。
シガラオヤという、タバコの銀紙を使ったオヤもあったそうなので、タバコを吸う男性が多く、ライターも身近だったのでは?と思っております。

いつかトルコに行ってみたいなぁ。

拍手[0回]

PR

コメント

プロフィール

HN:
静水
性別:
非公開

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

忍者カウンター

バーコード

P R