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イーネオヤを編む

トルコの伝統手芸イーネオヤを編んでいます

サビハ・ギョクチェン空港

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サビハ・ギョクチェン空港

2018年1月26日。夕方。

イスタンブールの長い長い渋滞に巻き込まれる。
何が驚いたって、渋滞より、その渋滞の車列の間を歩いて、水やら花やら土産物屋らを売り歩いている商人たちがいることだった。
君たちは命が惜しくないのかね? と言いたいところだが、車は一ミリも動かないのでまずはねられる心配はない。

盆と正月をあわせたような長い長い渋滞を経て、ようやくサビハ・ギョクチェン空港の看板が見え始め、少し流れ始めてからすぐに、空港らしき建物が見えてきた。

空港に着くと、国内便で帰るガイドさんが最後まで同道してくれた。
運転の上手な運転手さんは、車を会社に戻してから家に帰るようだ。


運転手さんと別れ、サビハ・ギョクチェン空港に入る。

入る……入れない。

厳重なセキュリティチェックをパスしないと、入れない。
飛行機に乗る人も、見送りに来た人も全員だ。

それがまた激しく厳重で、いくら待っても順番が来ない。
ガイドさんと添乗員さんが、ツアーのメンバーをあっちこっちに割り振る。
それでも全員がゲートを通過するまで、かなりの時間がかかってしまった。

荷物を添乗員さんが見ていてくれるというので、トイレなどに行く。
まず、本屋を見てみる。
英語トルコ語対訳の単語帳が気になったが、残りのトルコリラでは心もとない。
一通り見てトイレに向かう。
トイレはきれいだし、清掃が行き届いている。トイレットペーパーも切れていなかった。
ごみもすぐに片づけていく。

まず夕飯を食べていないので、何を食べようか回る。

結局マクドナルドに向かう。
えっとえっととやっていたら、トルコのお姉さんがこれなんかどうですか?と進めてくれるものを食べた。
なんか言うとうんうんうなずいていたため、最終的になぜか頼んだ覚えがないナゲットまでついてきた。



コーラはバケツのようにでっかいし、お腹がぱんぱんになった。
ハンバーガーは何かわからないけれど、日本のものに比べると、少しスパイシーだった。

もう一度トイレに行こうとして、売店があるのに気が付く。
例のりんごの炭酸水があるかなと思ったが、やはりない。

代わりに別の飲み物を買ってみる。
スイカとイチゴだ。口をつけてみると割とおいしい。



トイレに行って歯を磨き、時間になったので集合場所に戻る。
帰りもカタール航空で、添乗員さんが寝ないで座席を指定してくれたので、あとはチェックインするだけだ。
なんでも、急遽最初と違う飛行機になり、広くなったものの座席はリセット。
おかげでまたツアー客全員の座席を指定したという。
本当に、添乗員という仕事は大変だと思う。

チェックインが終わり、10日間を共にした陽気なガイドさんとの別れの時になった。

一人ひとりと握手してくれたガイドさんに、私は言った。「また来ます」

涙の別れの後の出国審査、荷物検査の際にひと騒動あった。

私のブーツの金具がセンサーに引っかかり、ボディーチェックをすれば腹からドルとユーロを入れた腹巻がでてくるし、パスポートは出てくるしで、すっかり保安検査員ともめた挙句に、靴下で歩いてなんとかゲートを越した。

そうだ、そのくらいのセキュリティだ。
そうでなくては安全は確保できない!

とはいえ、入るときはこの靴でなんでもなかったのにと思わざるを得ない。

飛行機の出発まで、まだ時間はあったので、残りのトルコリラを消費できるかどうか、あちこち見る。

最終的にカフェでアイランを飲み、トルコリラは5リラ残った。



次に来た時に、チップに使えるかな。
最初にトルコに来た時、5リラ札が無くて苦労したっけ。

だからまた来よう、トルコ。

(終わり)

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