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イーネオヤを編む

トルコの伝統手芸イーネオヤを編んでいます

パムッカレ

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パムッカレ

2018年1月21日。夕方。

白い石灰棚で有名な、パムッカレに到着する。
南門にバスはついたが、だいぶ観光地化されてきているとのこと。

地球の歩き方によれば、近年の開発ラッシュで温泉が枯れつつあるとのことだが、かなり由々しき問題である。



パムッカレの石灰棚の上には、遺跡が広がる。
ヒエラポリスという遺跡で、紀元前190年ごろの都市遺跡とのことだ。


パムッカレというと、白い石灰棚しか思いつかなかったが、上にこんな遺跡があったのには驚いた。
とにかく見渡す限り遺跡なのだ。

















都市遺跡なのだから広くて当たり前だが、どこを向いても遺跡というのはやはりすごい。
ただ、ウッカリ貴重な遺物を踏んでいそうで怖い。



金網の中から、コケコッコーと鶏の鳴き声がする。
遺跡の中に?? と思ったが、ガイドさんはこともなげに答える。「ニワトリいますね!」



この辺りはまだ、発掘作業中で、鑑定中のものだとのこと。



鶏の像があった。遺跡内で鶏を飼っているのも、もしかしたら何か意味があったのかも。



ギリシャ・ローマ時代の遺跡が沈んでいる温水プールの建物を訪ねたが、すぐに閉館時間になって、あまり滞在できなかった。

パムッカレの石灰棚に向かう。
昔は石灰棚の温泉に入れたが、今では決まった区域に入るだけで、入浴は許されていないようだ。とはいえ、寒いので服など脱いだら死んでしまう。

ガイドさんによれば、現在は山の上から三本の源泉を確保し、順番に流すことでパムッカレの白さを保っているのだという。

人が多く入っているので、そのくらいの措置をしなければ、パムッカレはとてもその白さを保てなくなるだろう。



パムッカレの石灰棚で、入れる区画に入ってみる。



上のほうは寒い。冷たい。冷える。
温泉ではなく、冷泉だ。



白いところはつるつるしていそうに思えるが、実は一番歩きやすい。
岩が出ていれば足が痛く、かなり歩きにくい。



足が写っていて申し訳ないが、見た目はこんな感じだ。
細かいざらざらの表面が、滑り止めになってくれている。



空を見上げれば、パラグライダーがいくらでも飛んでくる。
パラグライダーのツアーも人気で、夕暮れ時のパムッカレを見たいのか、次から次へと飛んでくる。

入れる限界までは行かなかったが、パムッカレを見回っているらしき犬が一匹いて、その犬は温泉だろうが石灰棚だろうが平気でトコトコ走っていく。
耳にタグがあったので、一度保護された犬なのだろう。

犬を追いかけてずいぶん下まで行ったが、やはり犬のほうが速く、追いつけなかった。

戻ってきて足を拭き、集合すると、ガイドさんがパムッカレの絶景スポットに連れて行ってくれるという。



石灰棚の向こうの平野。遠くに山が見える。



ああ、テレビなんかでよく見たパムッカレだな。
そう思った時、急にトルコに今いるという気持ちが湧き上がってきた。









パムッカレは一面に白い世界なので、時刻と天候で表情が変わる。
夕暮れのパムッカレは、夕方の色を浴びてなんともいえず美しかった。



また遺跡の中を抜けて、バスへ戻る。
パラグライダーはまだ飛んでいる。

(続く)

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