2018年1月22日。
暗いうちにパムッカレを出発する。
バスの中で、イランイラク戦争の始まりのころ、イランに取り残された日本人を助けるトルコの話を見たが、機器の不調で肝心なところが見れなかった。
趣旨は理解したし、良い関係が続くといいなぁと思っている。
お昼はトルコ風ピザだったが、写真は無いのでリンゴチャイの写真で勘弁してもらいたい。
リンゴチャイは粉末も売られていて、粉末のものはかなり甘い。
ティーバッグはリンゴの香りがするが、それほど甘くなかった。とはいえ、アップルティーというわけでもなく、なんとも不思議な飲み物だ。
ドライブインには、必ずカフェテリアやレストランが併設され、大きなものだと土産物屋もあるが、たいていは小さな商店があればいいほうだ。
トイレは大体1トルコリラかかるが、お金を取るトイレのほうが手入れが行き届いていて清潔だ。
無料のトイレは手入れもあまりされておらず、紙もなく、あまつさえ水が流れないこともあるので注意が必要だ。
トルコ式トイレは和式トイレに似ているが、向く方向が違うとかもう何が何やら。
洋式のトイレの整備も進んでおり、1リラのトイレはほとんどが洋式だった。
トルコはパンがおいしい国で、シミットというゴマ付きのドーナツのようなパンは、どこのホテルでも見かけた。
冷たいパンを温める機械も変わっていて、ベルトコンベアーのような機械にパンを乗せると、ゴウンゴウンとパンが温熱装置の間を通り、ホカホカになって出てくる。
ただ、たまに出てくる勢いが良すぎる機械もあり、パンがはるか遠くに飛んで行ったこともあった。
昼食後しばらくバスに乗ると、コンヤという街に着く。
コンヤは写真撮影のために下車する程度で、建物には入らない。残念。
これはインジェ・ミナーレという建物。
細いミナーレが現在の三倍の高さでそびえていたという。
現在は落雷で上部分が消失している。中は博物館になっているという。
ミナーレがあるということは、元はジャーミィ(モスク)だったのだろう。
入りたかった。
また少し移動して、今度はメブラーナ博物館へ向かう。
入りたかったし、セマー(メブラーナ教団の神聖な旋舞)も見たかったなぁ。
またバスに乗り、カッパドキアに向かう。
途中で休憩したのは、ガソリンスタンド。
ガソリンを給油することで、トイレを貸してもらうようだ。
なんだか広漠としてきたなぁ。
風が強いが、良く晴れている。
そういえば、トルコの幹線道路沿いには、ガソリンスタンドが多かった。
しばらく行ったところで、急にガイドさんが「ここは有名な犬がいる」とのこと。その犬の像がこれだった。
半分寝ていたので、どんな犬だったのか聞きそびれる。
また、今度は大きなドライブインで休憩。
長時間の運転に対応してなのか、マッサージチェアがあった。
そこそこ大きく、トイレもきれいで売店も充実していた。
再び走り出す。
大きな山の上に、雲がかかっている。
明日は天気が崩れるかもしれない。
畑の中に、ポツンとある家。
真っ白く雪に覆われた山。
隊商宿(キャラバンサライ)がある。
ここは今もカフェかホテルに使用されているとのこと。
草原の向こうに町が見える。
この隊商宿は、もう使われていないようだ。
ただ、もしかしたら再利用するかもしれないとのこと。
日が暮れて、だんだん暗くなってくる。
おや、カッパドキアに着いたのか?
畑だった景色が、急に岩石だらけになってくる。
やがて、岩の中に掘られた穴などが見えてきた。
カッパドキアの洞窟だ。
カッパドキアに来たぞーー!
というところで、ガイドさんから情報が入る。
荒天のため、気球ツアーはすべて中止だそうだ。
乗るつもりはなかったが、気球が飛ぶところを見るつもりではあっただけに、残念である。
(続く)