2018年1月19日、ブルサ。
すでに日暮れの時間帯で、町の中心部からも離れているので、暗くなったら出歩かないほうがいいだろうと判断し、荷物を置いてすぐにホテルを出る。
事前にグーグルマップで調べておいたので、手ごろな大きさのショッピングモールがホテルの近くにあるのは調査済み。
ちなみに、添乗員さんが言っていたでっかいショッピングモールは大きすぎるのも確認済み。
近寄らないことにする。
ショッピングモールの近くまで行ったものの、信号がない。横断歩道もない。
後々添乗員さんから聞いたのだが、ショッピングモールは車で来るものであり、徒歩で来るようなものではないとのこと。
なので、横断歩道がないのだそうだ。
とはいえ、道路を渡らないとショッピングモールには行けないのだから、何とか渡らなければならない。
しばらく見ていると、付近の住民は皆、混雑する車の間をすり抜けて渡っている。
真似をして渡ってみる。
危なかったが、ここで死ぬわけにはいかないので、必死で走って渡った。
ショッピングモールの入り口では、所持品検査をしている。
荷物はX線検査、金属探知のゲートをくぐらねば入れない。
ゲートをくぐったらブザーが鳴ってしまう。スマホがポケットに入ったままだった。
スマホを出してゲートをくぐったが、また鳴る。
途方に暮れていると、検査のお姉さんが「別にいいわよ」とばかりに通してくれた。
見ていると誰が通ろうともブーブー鳴っており、何が正解なのかまったくわからない。
本屋を探して上階に向かう。
日本のようにフロアの見取り図が各階にあるということはないので、結構探し回ったが何とかたどり着いた。
旅先で漫画の「ONE PIECE」の現地版を買うのが趣味なのだが、そこの本屋の最新刊は34巻だった。翻訳が遅れているのか、単に入荷されていないのかはわからない。
一応手芸本も探してみたが、こちらは全く見つからなかった。
さて、ホテルに戻ろうとしたものの、道路を渡りつつ車をすり抜けるのかと思うと憂鬱だ。
こういう時は、地元民の真後ろにぴったりくっつき、地元民と共に通ってしまうのが一番良い。
ただ、二つほどこの方法には問題があり、一つは地元民が渡らないといつまでも渡れないこと、もう一つは地元民が車にはねられると、一緒にはねられなければならないということだ。
幸い、(・_・ ) ( ・_・)キョロキョロしている地元のお兄さんがいる。ラッキー。
お兄さんの後ろに背後霊のようにくっつき、道路を渡る。
お兄さんは反対方向に行ってしまったが、もう後はホテルまで渡る道路はない。
ないと思ったら、小さい横道に車が勢いよく出入りしている。
大河を渡り切ったと思ったら、まだ急流があった気分になる。
渡る人は誰もいないので(涙)、(人-)謝謝(-人)謝謝と謎のポーズをしながら、車の間をすり抜ける。
何とか生きてホテルに戻った。
ホテルに戻ってしばらくして食事。
食事の写真は撮り忘れた。スープ、サラダ、メイン、デザートだったと思う。
トルコはイスラム系の国だが、お酒もある。
ビールはエフェスというビールが有名で、結構あっさりした味わいだ。
明日はブルサの街中を観光するそうで、このホテルには連泊となる。
(続く)