2018年1月23日。朝。
雪が降っていたようで、とても寒い。
このホテルに来て覚えたトルコ語は
「Dikkat!」。
注意!という意味だ。
階段が滑りやすかったようで、この立て札がずっと立っていた。ダンジョン怖い。
さて、今日は絨毯屋に行って、カイマクルの地下都市に向かい、カッパドキアの奇岩群を見て、ムスタファパシャというギリシャ風の村を見てホテルに戻る。
雪こそ積もっていないが、いつ降ってきてもおかしくない天候だ。確かに、カッパドキア名物の気球は飛べない気候かもしれない。
しばらくバスで走る。
カッパドキアは奇岩群で有名で、今までの農村地帯と違って荒涼とした風景が広がる。
ただ、カッパドキアはトルコ国内でも「地震がない」ということで有名だそうだ。
言われてみれば、あのエリンギのようなシメジのような岩は、地震があればたちまち崩れてしまいそうだ。
絨毯屋に着くと、いきなり絨毯の作り手さんがいる部屋に案内される。
シルクの絨毯だぁ@@;
こ、こっちもシルクだぁ@@;
トルコの絨毯はダブルノットという技法で編んでいく。
この技法で編むと、猫が爪を研いでもほつれない絨毯が出来上がるという。
大体決められた模様の図案をもとに、織っていく。
いらない糸はざっくり切り落とし、クッションの中身などに使用する。
無駄がないエコな生活。サステナビリティ。
次はシルク糸を作る工房に案内される。
繭をゆでて。
糸を集め。
引っ張り。
機械にかけて撚っていく。
シルク糸ができていく。
繭からすべてシルクを取り出すと、当然サナギが出てくる。
(-∧-)合掌・・・
ガイドさん「このサナギ、煮るとうまいつまみになりますねー!」
そ、それはまた無駄のない使用方法でサステ……
無理。(ヾノ・∀・`)ムリムリ
そのあと別室で、トルコ絨毯の特徴を聞いた。
裏も表も使えるのがトルコ絨毯の特徴。
ならば、この四枚の中でトルコ絨毯じゃないものは??
裏が白っぽい奥から二番目のやーつ!
(σ`・д・)σ!
裏側は夏に使うのだそうだ。
ちなみに、トルコの絨毯でも裏が白っぽいものはある。あまり高くない品物だ。
そして、シルクの絨毯は、方向によって見え方が違う。
上下ひっくり返しただけで、なんか光沢が違う@@;
無論、シルク絨毯は高いので手が出ない。
裏表が本当に同じ柄なんだなぁ@@;
この二つに入っている文字は、上がアラビア文字、下がアルファベット。
HEREKE(ヘレケ)というこの文字は、高品質のブランド絨毯だけに付けられる。
これはもっと高い。
ほかのお手頃絨毯はというと。
遊牧民の絨毯模様。
実はこういう色柄が結構好みだったりする。
羊には、黒い毛や白い毛、茶色など様々な色の毛の種類がある。
それぞれの羊の毛を使って織った絨毯は、色抜けがないそうだ。
丸い絨毯は作りにくいので、作り手が少なく品物も少ない。これも値段が高い。
これは、トルコ絨毯を額縁に入れて飾ったもの。
観賞用の絨毯だ。
ありとあらゆる絨毯がそろっている。
揃いすぎている品物には、実は理由があった。
(続く)