2018年1月23日。午後。
陶器屋の後は、カッパドキアでも有名な奇岩群のうち、二か所を見に行くという。
雨や雪は上がったようだが、まだどんよりした空模様が続く。
ちょっと奇岩ぽい。
荒涼とした風景が続く。
ようやく、有名な奇岩が多いデヴレントに着く。
小さな空間に土産物屋がぎっしり詰まり、狭い道路の向こうに特に整備されていない、というか道路わきが踏み固められて見晴台にされたような場所があった。
土産物屋の前は駐車場だが、観光バスでいっぱいで、私たちが乗ってきたバスが入る余地もない。
時間がなく、相変わらずの「メダマーメダマー」の呼び声を聞きながら、いろいろな岩が見られる見晴台へ。
有名なラクダ岩は、柵で囲まれている。観光客が登らないようにするための措置だろう。
地球の歩き方によれば、これが多分アシカの群れという岩。
赤い岩の上に、黒い岩がちょこんと乗っている様は、まさにシメジだ。
ナポレオンの帽子と呼ばれている岩。これはお土産物屋の上にある。
びっしり並ぶお土産物屋さん。
バスがゆっくり停まれないので、すぐに出発。
ガイドさんの話の通り、あまり畑などは見当たらない。
ワインの生産は盛んだというので、どこかにブドウ畑はあるのだろうか。
次の奇岩が見られる場所、エセンテペに着く。
ここにある三姉妹の岩と呼ばれる奇岩は、カッパドキアの観光ポスターにも使われるほど有名だという。
そこにたどり着くまでの間にも、土産物屋が立ち並ぶ。
活気があまりなく、客引きもあまりしないのが気にかかる。
三姉妹の岩の絶景ポイントは、小高い丘の上にある。
丘といっても、砂と岩の丘で、雨や雪のあとでは滑りやすそうで怖い。
写真だと、ただの姉妹にしか見えないが、左の岩をよく見ると、手前に岩があるのが見える。
大きいの、中くらいの、小さいの、あわせて三姉妹の岩というわけだ。
それにしても、よく折れないものだと別の意味で感心する。
風化でこういった奇岩群が作られたとのことで、何千年か経ったらこれらの岩は形を変えているだろう。
そのころには、別の奇岩群ができるかもしれないが、何より人類が生き残っているのか定かではない。
(続く)