村には教会が残る。
今、教会使っていないから写真撮って撮って!とせかされたものの、真っ暗で何もわからない。
ガイドさんによると、昔はキリスト教の教会、モスク、シナゴーグが争いもなく存在していた村だったという。
村自体はのんびりしている。
古い建物は、ホテルなどの観光施設にするそうだ。
大判のストールを売っている店がいくつもあった。
それほどがつがつした勧誘はなく、見ていくかね?買うかね?はいどうぞ、といった対応だ。
外国人のご婦人がさらっと巻いていた。
大判なので、背の高い人のほうが良く似合う。
この建物も改修予定だという。
今は大学になっている、ギリシャの建物。
入り口の細かな彫刻が美しい。
勉強中かもしれないので、入るのはやめることにした。
真ん中の白いところは大理石だそうで、トルコは大理石の産出も多い。
ホテルでも遺跡でも、大理石を普通に使用している。
ただ、大理石の産出で、丸裸になった山もあるそうだ。
これも遺跡のようだが、ほとんど崩れてしまっている。
ガイドさんは観光のために改修するかもしれないと言っていたが、実現は遠そうだ。
のんびりした雰囲気のムスタファパシャを後に、ホテルに戻った。
(続く)