2018年1月23日。午後。
昼食後、陶器屋へ行くという。
安いツアーは土産物屋がセットになっているものが多く、時には観光時間より長い場合もある。
しかし、絨毯屋さんの現状を見聞した今では、そういうツアーも必要ではないかと思うようになった。
そういえば、
キュタフヤの陶芸工房の作品も、ここで売られていると言っていたような。
ここの陶器屋では、写真を撮ってもいいものとだめなものがあり、一応問題なさそうなものだけ掲載していく。
まず、陶器屋の中でも先生と呼ばれている方が登場し、陶器の作成を見学する。
作るのは小ぶりな砂糖壺。
本体を作ってから、ピタリと合うふたを作って見せる。さすがは先生と呼ばれることだけはある。
そのあと、窯のあるところや、絵付けをしているところを見ていく。
タイルで作られた絵。
絵付けの最中の陶器。
どのような技法で陶器が作られたか、説明してくれる。
これは遊牧民族模様だそうで、やはりこういう柄が私は好きだ。
レース透かし柄。技法は聞いてみてもどうやるのかさっぱり説明できない。
これを得意とする陶芸家が、ここにはいるそうだ。
あとで先生と呼ばれし陶芸家さんたちの作品を見ると、それぞれに得意分野や個性的な作風があり、眺めていて面白かった。無論それなりのお値段がついている。
絵付けの実演。
キュタフヤの時は絵柄を描いていたが、こちらはろくろを使っての絵付け実演。
筆を慎重に陶器に近づけ、するすると青い色が陶器についていく。
焼いてみないとわからないけど、ワインを飲んだらよさげな杯だ。
その後、お買い物タイムになった。
夜光塗料を使用した陶器など、新しい作風にも挑戦しているようだ。
先生クラスの作品は、実用よりも飾りとしての陶器が多い。
先生まで行かない陶芸家さんたちの作品のほうが、実用的だ。
そういえばと、キュタフヤの工房で見た猫の陶器を探してみたが、それは売られていなかった。
陶器の時計や、色とりどりのお皿が並ぶ。
鍋敷きもよさげだったが、値段が書いていないのでウッカリ買えない。
そんな中、一番下の棚に変わった皿が置かれているのに気が付いた。
どうもそれは、6個とか5個一組+下に置く陶器のトレイ付きで売られているものが、トレイなどが何らかの要因でなくなり、ばら売りされている皿のようだった。
全部廃棄しないで売っているのにも感心したし、何より形が気に入ったので、スーツケースに入りそうな一個だけを買い求めた。
割れずに日本に持ち帰れるかどうかは、まさに神のみぞ知る、である。
(続く)