2018年1月24日。午前。
今度はギョレメ野外博物館に行くという。
ギョレメ野外博物館にある、洞窟の教会の内部は、ほとんど撮影が不可とのことで、この後の写真のほとんどは屋外のものになる。
小雪がちらつく天候だったが、ひどく寒いというわけでもない。
ガイドさんがイヤホンガイドで説明してくれるが、内部での説明はできないという。
一通り説明を聞いて中に入るわけだが、天井などの圧倒的なフレスコ画を見ているうちに、説明はどこかに吹っ飛んでしまう。ガイドさんには申し訳ない話だ。
フレスコ画はキリスト教に由来するもので、保存状態が非常に良い。
ここで見たのは、聖バジル教会、リンゴの教会、蛇の教会、食堂、暗闇の教会、聖カタリナ教会だった。
あまり時間が無いようで、ガイドさんに言われるままにはいこっちはいこっちと見て回る。
唯一、食堂だけは内部の写真OKとのことで、写真を撮ってみたものの……。
伝わる気がしない……。
一応解説すると、内部は長い長い石の机が真ん中にあり、それを囲むように石の長椅子が作られているというもの。
出入口は上の写真の穴だけだったようで、奥の席の人はいつ外に出られるのか、トイレに行きたくなったらどうするのか、気になってしまう。
危険そうなところに人が登っていたりする。
ツアーは危険なところには登らないからなどと思っていると、最後の場所でとんでもないところを登らされた。
この空中階段。
下が丸見えのヨロヨロな階段。
ここを登れと。団体で。
内部の絵画も美しかったが、何よりこの階段が登った分だけ降りなければならないので、気にかかってあまり覚えていない。
無論、降りるときは登るとき以上に怖かったことだけは付け加えておく。
ゲートを出た少し先に、もう一つ見どころの教会があり、それはチケットを見せないとだめだとのことで、チケットを握りしめて歩いていく。
が、チケット確認するはずの係員がおらず、そのまま入ってしまった。
なんかもう、このゆるさ加減、トルコ大好き。
雪がだんだん強くなる中、昼食のレストランに向かう。
(続く)