グランドバザールの観光を終え、無事にバスに乗り込む。
ボスポラス海峡を見ながら、バスは一路ホテルに向かう。
ボスポラス海峡で、海峡を通過するために待っている船が、海の上で渋滞していた。
船も大変だなーと思っていたら、バスもみるみるうちに減速し始めた。
ガイドさん曰く「イスタンブール名物の渋滞です」
日本のニュースでは、盆暮れに見るあの高速道路のピクリとも動かぬ渋滞。
それが毎日のように、ここイスタンブールではあるのだという。
イスタンブールは路上駐車が酷く、車線は片側一車線ずつ無くなっているようなものである。
警察は取り締まらないのかとの問いに、ガイドさんは「取り締まってますよ~」
いやいや、とても取り締まっているようには思えない。
建物の出入り口に路上駐車して、ほかの車が出られないという事態もざらにあるようだ。
とにかく動かない。
同じ建物を五分以上眺め続けるとかざらである。
ホテルが見えてもホテルの前に着かない。
いや、そもそもUターンレーンがないじゃないか。
ようやくターンできるところまでたどり着き、ターンして走りだしたら反対車線はすーいすい。
ホテルに着いて、ベリーダンスのオプションの方は、荷物を部屋に置いてすぐに集合と言われた。
部屋に荷物を引きずっていくと、ドアが開かない。
カギは反応するが、ドアノブが下がる前にロックがかかる。
全力で押してもドアが開かず、全体重をかけてようやくドアが開いた。
荷物を置いて電光石火バスに戻る。
すぐにバスは出発したが、やはり渋滞の中を走らなければならない。
交差点まで来て、私は路上駐車以外のイスタンブールの渋滞の原因をなんとなく察した。
とにかく、車が入り込んでくる。
赤信号だろうと何だろうと、行けるならば行く。
バスの横っ腹にも突撃せんばかりの勢いで、車が突っ込んでくる。
信号守れば少しは渋滞解消しそうな気がする。
すぐそこに店があるのに中々着かず、やきもきしたがなんとか間に合った。
イスタンブールの渋滞は、路上駐車取り締まりと信号順守で少しマシになるんじゃなかろうか。
警察には頑張ってほしいものである。